いじめはなくならないか

　　当ブログも登録している人気ブログランキング（皆様のご協力のおかげで当ブログも徐々に順位が上がっている。ありがとう。なお他ブログは「週間」ランクだが、当ブログは登録して1週間経っていないので、変わらぬ協力をいただければもう少々順位も上がるだろう）の「教育」のところにある他ブログについて概観してみた。

　「ゆとり」といわれてもやはり大変だなあ。上位には受験生の親や講師や予備校のブログが名前を連ねている。「全然ゆとりじゃないじゃん」と感じてしまった。もっとも滝川高校チンピラ軍団については、ゆとりを通り越して酒池肉林と来ているが・・・。

　またいじめを取り扱ったブログも多く、世間の関心の高さをうかがわせる。悪意あって精神的肉体的な苦痛を加えているので、それはいじめではなく傷害罪、傷害致死、殺人罪という犯罪であるとはっきり定義すべきであるが。いじめは「スーパーで万引きする」「校舎のガラスを割る」これと変わらぬ犯罪行為である(お金で回復できるだけ窃盗、器物破損の方がまだ罪は軽いとも考えられる）。しかし、いじめという固有の言葉が先走りして、犯罪性が隠されている気がしてならない。日本の場合は組織の中でのある程度の嫌がらせは「集団に付き物でありしょうがないね。昔から良くあったよ少々ならば我慢しなきゃしょうがない」と考えられているのか。江戸時代の村社会や戦時体制でもあるまいし、集団の特殊性が罪名を変える事はない。

　　今回の滝川高校殺人事件は常軌を逸しているが、確かに「いじめ」は大昔からあったことだろう。村八分など典型である。今と違って「大阪村で村八分にされたし次は東京村に引っ越すか」というわけにいかなかったので、それはさぞかし生存も脅かされる大変な事態であったろうが、最近の子も大変である。

　　　10年以上前と比べて今の特殊性をあげれば、パソコンや携帯電話がこれだけ普及してしまっていることだな。言葉にするよりもたやすく他人を傷つけられるようになっている。男の携帯メール魔も増えているようだが、どうなってしまうことかと思う。そこらのおっさんおばさんより高校生の方がこれらの扱いには詳しくなっているし、しばらくは後手を打つことになるのであろう。