川口女性強盗（強盗強姦？）殺人事件に思う

　　ブログで「これからは家庭内での押し込み強盗が増える」と書いたが、その矢先にとても残念なことが起こってしまった。同じアパートでは4ヶ月前にも女性が強盗強姦の被害にあっている。彼女が東北から首都圏に出てきて働きはじめた矢先の話であり、まだ若く先の楽しみもあったであろうときに、本当に突然に一瞬にして失われた命が残念でならない。
　　
　　しかしこれからもっとこの類の事件は増えてくる。女性の一人暮らしなんてよほどセキュリティーの水準の高い高級マンションを除きできなくなっていると思う。これもグローバルスタンダードの一環であろう。貧富の差が激しい国では、金持ちと貧乏人は同じ場所に住まないし、金持ちは銃を持った警備員の待機する高級ビレッジもしくはマンションに住み自衛し、そこまでできない中流階級は銃で自衛をする。

　　今回殺された被害者のアパートの写真を報道で見たが、言うに忍びないがセキュリティーのレベルは超低い。ガラス窓の部屋なら鍵を閉めていても犯罪を防げない。グローバルスタンダードではガラス窓だけの部屋に女性1人で住むのは非常識ということになってしまう。今までの日本はいわば共同体で「みんな国際標準よりちょっと豊かになりましょうね」とやってきた。一億総中流などという奇妙な言葉も使われた。しかしそれをグローバルスタンダードにしてしまった。1つのことを動かすといろんなことが動く。治安はもちろん悪くなる。犯罪に生活をかけざるを得ない人が増えるから当然である。「格差は能力の格差」と能天気に言う人もいるようだが、1つのことを動かせば他のことも動くことに気づいてないのか。格差社会では大金をかけて自衛できる人以外は負け組みになってしまう。

　　最近の名古屋のOL殺人事件も今回の件も今までの日本では考えられないようなひどい犯罪だと思う。

　　もちろんこのような罪のない若い人の人生を台無しにした殺しについては120パーセント死刑にしてもらわないと困る。なくなったのがお金だけなら当方は強く罰すべきといえないが・・・。エリートの調整力を信頼したケインズ政策も、金持ちの代弁者の古典派も・・・人を幸せにする政策ってなんなんだろうな。当方は同じく国を背負ってる者同士、幸せも富も分け合うべきだと思うが。