「美しい」国ニッポンの陰、世界の片隅で苦しむ人を1人でも救いたい。人扱いされていない人間を1人でも少なくしたい。そういう思いでニュースを中心に数々の卑劣な行為を糾弾していく。協力頼む。
滝川高校殺人事件の進行についてチェックしている時間がなかったので、今日は少し話題を変えて、印象に残っている「いじめ」について書く。
もし6畳ほどの倉庫を1日8時間掃除するだけで年収1千万円もらえる仕事があったらどう思うだろうか。当方が学校を卒業して会社に入ったばかりの頃の話である。当方は社員300人ほどの中堅企業に入社したのだが、そこの会社にも「いじめ」はあった。被害者は当時58歳の人で小西さん(仮名)という人であった。
大人の社会の「いじめ」はより陰湿である。法律に触れないように、上手にする。
小西さんは営業畑を歩いてきて、40台半ばで課長になった。その会社としては出世していた方といって良い。しかし出世だけには飽き足らず、社員の待遇を改善しようと努力をしてしまったのが災いとなった。
小西さんが会社に入社したのが今より40年以上昔のこと。高度成長を経て日本の失業率も現在の半分以下の2パーセント台前半を推移していた。小西さんの若い頃は会社にはお客さんが行列を作っていたという。その労働者が強い時代であったので、小西さんは仕事だけではなく、会社の前で拡声器を持って「給料ふやせ。休みを増やせ」のようなことを毎朝やっていたようである。 ところが今は知ってのとおり、労働者が弱い時代になっている。たしかに今の新卒の就職は良いようだが、若くて安い労働力への切り替えと見ることもできる。そういうことがあって小西さんの会社での立場がとても弱くなってしまった。小西さんは人情や昔ながらの職人芸を得意としていたが、そういうものが必要にならなくなった。会社との生死をかけた賃上げ闘争なども今となっては古いものになってしまっている。
小西さんの年々上がる給与。会社の景気の低迷。若手の台頭。派遣の採用。会社は小西さんを必要としなくなったのである。それに加えて過去の武勲が今となっては憎しとなり、役職の剥奪。小学生でもできる倉庫の掃除だけをさせて見世物にしていたのである。会社に40年近く勤めてきて、部下や後輩もたくさんいる小西さんには、とても屈辱的だったと思う。その年齢で年齢相応の給与を負担してくれる他の会社に就職するのも困難であるし、そもそも会社が一生保証してくれるだろう時代であったので、他の会社で通用するような知識技術はなかったと思われる。とにかく悔しいと涙を流していたが、その年齢で会社を辞めるわけにもいかない。それにそれは会社の思う壺というやつである。
給与を払っている会社がトイレ掃除を命じようが倉庫番を命じようが法律には一切触れない。「嫌ならやめれば?退職金払わないけど」で終わりである。しかしそれなりの会社がやることではないだろうと・・・。もっともそれなりの会社であるからこそ憎たらしいコストに合わない社員を合法的にいじめることができるのであるが。見ていてとても嫌になったし会社は人を物としてしか扱っていないなと思った。今もその会社では第二の小西さんが出ているだろうし社会のそこら中にあふれている話であろうが・・・。人の尊厳とかどこに飛んでいるのか。金の論理だけで大人が動いていれば、人間の心を持たないような子供も必然的に出てくるだろうと思った。
ところが小西さんは会社以外の場所に居場所を見つけることはできた。会社ではいじめられていても、老人介護のボランティアに生きがいを見出したということ。小西さんの幅広い経験がものをいったのだろう。社会から阻害されている場合は新しい社会を見つけるべきであろうと感じた。狭い日本の狭い○○県の中のさらには狭い会社狭い学校の評価など気にすることもなかろう。きっと自分を必要としている場所があると小西さんはあきらめなかったようである。「いじめ」に打ち勝った体験談である。
もし6畳ほどの倉庫を1日8時間掃除するだけで年収1千万円もらえる仕事があったらどう思うだろうか。当方が学校を卒業して会社に入ったばかりの頃の話である。当方は社員300人ほどの中堅企業に入社したのだが、そこの会社にも「いじめ」はあった。被害者は当時58歳の人で小西さん(仮名)という人であった。
大人の社会の「いじめ」はより陰湿である。法律に触れないように、上手にする。
小西さんは営業畑を歩いてきて、40台半ばで課長になった。その会社としては出世していた方といって良い。しかし出世だけには飽き足らず、社員の待遇を改善しようと努力をしてしまったのが災いとなった。
小西さんが会社に入社したのが今より40年以上昔のこと。高度成長を経て日本の失業率も現在の半分以下の2パーセント台前半を推移していた。小西さんの若い頃は会社にはお客さんが行列を作っていたという。その労働者が強い時代であったので、小西さんは仕事だけではなく、会社の前で拡声器を持って「給料ふやせ。休みを増やせ」のようなことを毎朝やっていたようである。 ところが今は知ってのとおり、労働者が弱い時代になっている。たしかに今の新卒の就職は良いようだが、若くて安い労働力への切り替えと見ることもできる。そういうことがあって小西さんの会社での立場がとても弱くなってしまった。小西さんは人情や昔ながらの職人芸を得意としていたが、そういうものが必要にならなくなった。会社との生死をかけた賃上げ闘争なども今となっては古いものになってしまっている。
小西さんの年々上がる給与。会社の景気の低迷。若手の台頭。派遣の採用。会社は小西さんを必要としなくなったのである。それに加えて過去の武勲が今となっては憎しとなり、役職の剥奪。小学生でもできる倉庫の掃除だけをさせて見世物にしていたのである。会社に40年近く勤めてきて、部下や後輩もたくさんいる小西さんには、とても屈辱的だったと思う。その年齢で年齢相応の給与を負担してくれる他の会社に就職するのも困難であるし、そもそも会社が一生保証してくれるだろう時代であったので、他の会社で通用するような知識技術はなかったと思われる。とにかく悔しいと涙を流していたが、その年齢で会社を辞めるわけにもいかない。それにそれは会社の思う壺というやつである。
給与を払っている会社がトイレ掃除を命じようが倉庫番を命じようが法律には一切触れない。「嫌ならやめれば?退職金払わないけど」で終わりである。しかしそれなりの会社がやることではないだろうと・・・。もっともそれなりの会社であるからこそ憎たらしいコストに合わない社員を合法的にいじめることができるのであるが。見ていてとても嫌になったし会社は人を物としてしか扱っていないなと思った。今もその会社では第二の小西さんが出ているだろうし社会のそこら中にあふれている話であろうが・・・。人の尊厳とかどこに飛んでいるのか。金の論理だけで大人が動いていれば、人間の心を持たないような子供も必然的に出てくるだろうと思った。
ところが小西さんは会社以外の場所に居場所を見つけることはできた。会社ではいじめられていても、老人介護のボランティアに生きがいを見出したということ。小西さんの幅広い経験がものをいったのだろう。社会から阻害されている場合は新しい社会を見つけるべきであろうと感じた。狭い日本の狭い○○県の中のさらには狭い会社狭い学校の評価など気にすることもなかろう。きっと自分を必要としている場所があると小西さんはあきらめなかったようである。「いじめ」に打ち勝った体験談である。
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