社会の意識に合致しない法律はいらないでしょ

　　名誉毀損だら何だら滝川高校野球部堤翔吾投手ファンクラブ掲示板では話題になっている。「人殺し
は死ね」と書いて名誉毀損になるらしい。途中から話題に入って波風立てることもないが、どうだろうか。条文を出して来ているので、法的なにはもしや名誉毀損になるのかもしれない。しかし「人殺しは死んでくれ」「ここが人殺しをかくまっているアパートか」｢人殺し社会をなめるなよ」これで書き込み者が不利益をこうむるようならば、法律が社会の意識に合致していないだろう。もっともこのような書き込みが無関係な者になされているならば問題であり、その点はナーバスにならざるをえない。しかし加害者グループへの書き込みであれば問題にはならない。よって掲示板では掲示板の文章保存件数との関係で、「類似の書き込み」と考え、書き込み後少し間を置いて、いくつか削除はしているが、これらの書き込みをNGとはしていない。名誉毀損を取り上げるならば、なによりも、O君が口を開くだけで嘘つき呼ばわりし、HPでO君のわいせつ画像を載せた加害者グループだろうよ。もっとも名誉毀損よりもはるかに重い殺人罪が適用されるべきであり、名誉毀損はそちらに織り込み済みだろうが。
　
　　それよりも少年の実名での批判は法律に表面的には触れていると思われる。よって当ブログでは氏名がすでに公になっているドラフトクラスの選手以外の実名は使っていない。名字のみ。もしくはアルファベットの頭文字での匿名にしている。また未確認情報がネットであふれているため、誤って情報を流してしまったときも、そのほうが傷が浅いと考えていることも理由にはある。そこで当方の管理する姉妹掲示板の方に加害者の個人情報が出てしまっていることも気にはしている。しかし書き込みの早さに削除の早さが追いつかないこと。すでに他の掲示板やブログで彼等の個人情報は大量に流布しており、それをいまさら消してもあまり意味がないのではないか。むしろ書き込み者の主張を残すために消さない方が良いのではないかと考え、削除があまり進んでいない。

　　この点加害者情報を匿名とすることで少年の更生の可能性や利益を守るべきか。逆に徹底的に社会的な制裁を加えるべきか。意見がわかれるではあろう。当方は15歳以上であれば労働によって社会参加も許される年齢であり、それから先は過度に少年法で保護する必要はないのではないかと思うが。史上稀に見る凶悪少年犯罪者の個人情報を知ることは社会防衛のためにも必要であろう。

　　ともかく屁理屈はやめて現実に話を戻すと「すでに加害者の個人情報はインターネットで大量に流れており、人生終わったな」というところである。顔写真も流れており、名前を変えても国内での再起は不可能であろう。事件を隠すために、中卒の履歴書を作ったところで、過去の履歴ぐらい簡単にさかのぼれる。外国でも国家の体裁をなしているところであれば、世界中に日本人社会があるので、そこで生きていくことも困難であろう。無人島を探して加害者全員で石器時代に戻るのか。いったいどこで生きていくつもりであろうか。ここまで来てしまえば、事件と無関係な人の個人情報を除けば、いまさら掲示板の書き込みを削除する意義もないであろう。　　　　

　　インターネットはなんら規制のない状況で(いまさら教科書の規制に張り切る頭の固いお役人さんもいるが。沖縄で自害を強制したのは政府もあいまいながら認める事実なのだが隠してどうするのか）情報が飛び交ってしまうのが怖い。それは人気掲示板の管理人になりよくわかったことである。でももうはじまってしまったことであり、社会の一般人の良心に任すほかないのであろう。

　　古い法律、慣習、裏金、権力に、大衆から流れる情報の大波を止めることはできない。今後も過去であればなんらかの古い法律に守られていた卑怯者が白日の下曝されることになるのであろう。